
これまで熱帯・亜熱帯地域でしか発生していなかったデング熱ですが、ついに日本でも感染者が発生し、代々木公園が封鎖されるなどのニュースとなりました。
日本で生活していると、日常的に「感染症に気を付ける」ことはしていないと思いますが、海外の場合は、感染症対策をしなければなりません。
今回は海外出張や海外転勤で外国を訪れる時に備えて、感染症の対策をご紹介します。
|デング熱
デング熱の感染者は年間約1億人と言われています。治療薬は開発中で、発症しても対症療法しかない状態です。蚊に刺されなければ感染することはありません。
急な高熱となった場合は、近くの医療機関を受診し、適切な処置を施す必要があります。
熱が出たからといって解熱剤を飲むことは好ましくないので、早めに医療機関を受診しましょう。
|マラリア
熱帯・亜熱帯地域での感染症で、年間3~5億人が感染しています。
マラリアは急な高熱となり、治療が遅れた場合には死亡する可能性もあります。
熱帯熱マラリアは迅速な治療が必要となりますので、高熱が出た場合は医療機関を受診して下さい。
|コレラ
コレラは衛生状態が悪い状態の国などでは生水で感染します。最近は輸入食品が感染源となっています。
コレラが流行している国では、生水、氷、生の魚介類は避けましょう。
抗生物質の投与、下痢によって失われた水分を補給するための水分補給が治療方法となります。
|A型肝炎
ウイルスに汚染された食品が感染原因となります。衛生状態が悪い国では、生水・氷、生の魚介類に気を付ける必要があります。
加熱後の調理でウイルスがつく危険性もあります。危険な地域に行く場合は、必ずワクチンを接種しましょう。
▼今回のまとめ
今回お話したデング熱、マラリア、コレラ、肝炎の他にも様々な感染症があり、世界各国で患者が増えています。
日本で生活していると馴染みのない病気かも知れませんが、海外ではこういった感染症が流行しています。
早めの予防はもちろん、感染した場合にはためらわずに近くの医療機関を受診しましょう。
自己判断で処置をすることで、病気を悪化させてしまう可能性もありますので、医師のもと、適切な処置を受けて下さいね。
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